1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
【遠回りしない!】英語力を最短で伸ばす7つの学習習慣とNG行動チェックリスト
「英語の勉強を始めたけれど、なかなか成果が出ない...」と感じているなら、あなたの学習習慣は目標達成への遠回りになっている可能性が高いです。英語が話せるようになるには、リスニング(聞き取る力)とスピーキング(声に出す力)を効率的に鍛えることが鍵となります。
本記事では、多くの人が陥りがちな非効率なNG習慣をチェックし、英語力を最短距離で劇的に向上させる7つの学習習慣をご紹介します。
Ⅰ. リスニング学習のNG習慣と「効率アップ」の秘訣
NG習慣チェック
NG習慣 | 効率的な習慣(Best Practice) |
---|---|
× 通勤中に英語のシャワーを浴びる(ながら聞き) | ○ 毎日、英語を聞き「一瞬遅れて復唱(シャドーイング)」する |
× 洋画で英語力を上げようとする | ○ 海外ニュース番組を積極的に聞く |
1. 「意味の理解」を促すシャドーイングを導入する
リスニングの本質は、聞いた英語の音と、自分が意味を知っている英単語を結びつけられる能力です。内容が分からない英語を漫然と聞くのは時間の無駄です。
- 【実践】 知っている単語で構成された音声を使い、集中して聞くことが重要です。最も効果的なのは、聞いた英語を一瞬遅れて復唱するシャドーイングの練習です。
2. 教材には「正確さ」を重視したニュースを選ぶ
身近な英語コンテンツを教材にするなら、海外ニュース番組がベストです。キャスターは多くの人に理解してもらうために、正しい文法と分かりやすい発音で話しているため、英語学習者にとって最適なお手本となります。
Ⅱ. スピーキング学習のNG習慣と「最短成長」のテクニック
NG習慣チェック
NG習慣 | 効率的な習慣(Best Practice) |
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× ネイティブ講師の英会話スクールに通う | ○ 簡単な英文を区切りながら音読練習する(意味の確認) |
× 発音は後回しにする | ○ 日本語と比べながら、英語の発音を学ぶ |
3. 話す力を確実につける「スラッシュ音読」を日課にする
話す力を強化する王道は音読の実践です。ただ読むのではなく、「話す」ための筋肉を鍛えましょう。
- 【実践】 学習テキストから簡単な英文を選び、意味の固まり(区切り)ごとに発音します。この際、和訳を頭に入れながら行うと、英語特有の口まわりや舌の筋肉の使い方が慣れ、早ければ半年で効果が現れ始めます。
It was the morning / of Monday / I got up / at 6 a.m
(それは朝だった / 月曜の / 私は起きた / 午前6時に)
4. 発音は「日本語との違い」から効率的に学ぶ
スピーキング力強化にはネイティブ講師が良いと思われがちですが、学習者がよく知っている日本語との違いを押さえながら学ぶほうが理解が深まり、効率的です。
- 【独学の推奨】 もし身近にバイリンガル講師がいない場合は、日本語と英語の発音の違いを解説した書籍で独学するのも非常に有効です。(例:リチャード川口氏の書籍など)
Ⅲ. リスニング&スピーキングを支える「語彙・文法」の効率化
NG習慣チェック
NG習慣 | 効率的な習慣(Best Practice) |
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× 語彙強化にひたすら努める | ○ 助動詞を徹底的に勉強し、ニュアンスを使いこなす |
× 単語帳を1ページ目から覚える | ○ 面識ある単語を基点にして語彙を増やす |
× 読む・聞くだけで済ませる | ○「書いて、口に出す」を地道に繰り返す(サイトラ) |
5. 語彙よりも「助動詞」でニュアンスを使いこなす
英単語を闇雲に覚えるよりも、助動詞のニュアンスをしっかり理解し、使いこなすことで、リスニング力とスピーキング力を効率的に高められます。
- I will go(行く予定)と I can go(行くことができる)のように、助動詞一つで相手の意図を深く理解し、自分の微妙なニュアンスを表現できるようになります。
6. 「知っている単語」をフックに効率的に語彙を増やす
単語帳を最初から覚える受身の姿勢よりも、見たことがある単語を基点にして、その前後の単語を関連付けて覚える意識的な学習法が、記憶の定着を良くします。
- 【効率化のヒント】 無尽蔵にある名詞よりも、数が絞れる動詞を重点的に覚えることが効率的です。
7. 総合力を爆発的に伸ばす「サイト・トランスレーション(サイトラ)」
「書く、口に出す」を地道に繰り返す学習法として、サイト・トランスレーション(サイトラ)が最も推奨されます。これは、英文を頭から意味の固まりごとに訳すことで、英語の語順で理解し、話す力を身につけるトレーニングです。リーディング力とライティング力も同時に鍛えられるため、総合学習法として非常に優れています。
サイトラの実践手順
- 200語前後の長文を用意し、意味の区切りにスラッシュを入れる。
- スラッシュを入れた英文を音読し、同時に頭の中で語順どおりに和訳する。
- 次に和訳文だけを見て音読し、同時に頭の中で語順どおりに英訳する。
- 仕上げに和訳文だけを見ながら、ノートの別ページに英文を書く。
【英語が苦手でも大丈夫】勉強なしで仕事の英会話を乗り切る「すてる英語」の神髄
「急に英語を使う仕事を任されたが、勉強し直す時間がない」「ブランクがあって英語に自信がない」—そんな悩みを抱えるビジネスパーソンに朗報です。学生時代の知識だけでも、英語でしっかり交渉をまとめ、コミュニケーションを成立させるための画期的なメソッドがあります。
それが、青木ゆか氏が提唱する『すてる英語』の考え方です。本記事では、この手法の核となる意識改革の3ステップと、表現に困ったときの4つの切り抜け原則を解説します。
Ⅰ. 英語への意識を劇的に変える3つのSTEP
「英語が話せない」という思い込みは捨てましょう。今持っている知識を最大限に引き出すことが、新たな勉強よりもずっと重要です。まずは以下の3ステップで、あなたの英語に対する意識を根本から変革します。
STEP 1:正解か不正解かではなく「伝わるか」で考える
会話の目的は、完璧な文法ではなく意思疎通です。英語を話すときは、「これは正しいか?」ではなく、「これで伝わるかな?」という基準で考えましょう。多少片言でも、伝えようとする気持ちが英語を成立させる土台になります。
STEP 2:気持ちを前面に出せば「伝わる力」は倍増する
伝えたいことが英語でうまく表現できなくても、諦める必要はありません。身振り手振りやホワイトボードなど、使えるツールを最大限に使い、伝えたいという情熱を前面に出しましょう。気持ちは言語の壁を超えて伝わるものです。
STEP 3:話しているうちに英語力は「自然と高まる」
「今の英語力で話せるはずがない」という自己否定を捨てましょう。実は多くの人が、今持っている英語力で十分にコミュニケーションを取れます。そして、実際に話しているうちに、必要な英語力は自然と高まっていくのです。
Ⅱ. 言葉に詰まらない!「捨てる英語」の4原則
言いたいことが英語で言えないとき、難しい表現を探すのではなく、「どう言ったら伝わるか?」と違う言葉で言い換えましょう。以下の4原則に基づいて考えれば、中学生レベルの基礎英語で伝わる表現がすぐに見つかります。
1. 8割捨てる:本質(2割)で会話を成立させる
伝えたい内容の本質さえしっかり伝えることができれば、会話は成立します。本質は伝えたいことのわずか2割程度に過ぎず、残りの8割は捨ててしまって構いません。
- 【実践】 複雑な状況を「つまり○○」と考えることで、本質を捉えやすくなります。
- 例:「満員電車だった」→ 複雑な説明を捨てて、"It was very crowded."(混んでいた)だけでOK。
2. 大人が使う難しい言葉を捨てる:「5歳児語」で話す
「語彙力がない」という悩みは、難しい言葉を捨てれば解決します。アメリカの5歳児は、日本の中学生が学ぶ1,000語ほどの語彙力で会話しています。
- 【実践】 「5歳児に伝わるように」という意識で話すと、自然と簡単な言葉が出てきます。
3. 直訳を捨てる:日本語→映像→英語の順で考える
日本語をそのまま英語に直訳しようとすると言葉に詰まります。思考を「日本語 ⇒ 映像(イメージ) ⇒ 英語」の順に変えましょう。
- 【実践】 例:「キリン」→ (キリンの姿を想像) → "A tall animal. Long neck. Yellow." と、特徴を列挙するだけで伝わります。
4. 抽象語を捨てる:出来事・事実・発言をベースで話す
「弱音を吐く」のような抽象的で表現しにくい言葉は、「出来事・事実・発言」をベースで言い換えましょう。
- 【実践】 抽象語を具体的な発言に置き換える。
- 例:「弱音を吐く」→ (どんな発言?)→ "I don't want to go to work anymore."(もう会社に行きたくない)
Ⅲ. 言葉に詰まった時に役立つ「助けを求める」フレーズ
言い換え表現でも伝わらない、あるいは言葉をど忘れしてしまった場合も焦る必要はありません。相手に助けを求め、一緒に答えを探してもらいましょう。
会話中、単語や表現が出てこない時は、以下のフレーズを使って**断片的なヒント**を言えば、相手も協力してくれます。
- "What do you call~?"(~って何て言ったっけ?)
- "How do you say~?"(~ってどう言うんだっけ?)
- "I forgot the name."(名前忘れちゃった)
片言でも伝わる英会話術の全貌を知りたい方は、青木ゆか氏の著書『ずるいえいご』を一読することをおすすめします。
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